スナックってどんなお店?
スナックというのは、簡単に言うと、お酒を飲んで軽食を食べながら周囲の人との会話を楽しむところです。また、カラオケ設備を置いてある店も多く、そういう店なら歌を歌うこともできます。スナックには大概「ママ」といわれる女性がいます。
そのお店を取り仕切っている人です。あと他にも女性の接客係などが何人かいて、お客の話し相手になってくれたりします。しかし、接客は基本的にカウンターごしになります。
キャバクラなどだと、女の子がお客のすぐ隣に座ったりしますが、そうすると風営法が適用されて営業時間などに制限がかかり面倒なことになるので、普通はカウンターごしでの接客になります。スナックの料金は、お店によってまちまちで一概には言えませんが、セット料金になっているところが多いです。
セット料金とは、席代やカラオケ代、氷代、水代などがセットになっている料金で、だいたい5000円くらいです。ボトルキープしておけば、セット料金だけでお酒を飲んで歌ってしゃべって遊ぶことができます。ちなみに、ボトルキープというのは、お店にお酒のボトルを保管してもらうことです。
なぜ、わざわざ保管してもらうのか意味がわからないという人も多いですが、お客を囲い込みたいお店側の思惑や、常連客であることを誇りたいお客側の思惑などが絡み合ってできた慣習みたいなものです。セット料金の他にもチャージ料金制をとっているお店もあります。チャージ料金というのは、簡単に言えば席料のことです。
カウンター席とボックス席で価格が違ったりもします。スナックは基本的に飲食店ではありますが、ファミリーレストランなどのような誰でも気軽に入れる飲食店とはちょっと違い、いきなり初めての人がブラリと行くのはかなり勇気がいります。
ですから、なるべく知り合いに紹介してもらって行くのが一番いいです。集まる客の顔ぶれなどもお店によってまちまちですから、最初は控えめな態度で、周りの人と仲良く会話しながら、そのお店の慣行や雰囲気をつかんでいきましょう。
お店によっては、メニューなどが店内にまったく書いていないことも多いです。初めてだと戸惑いますが、そういう時はママに素直に色々質問してみましょう。変に知ったかぶりをして、いきなりビールなどを注文すると、うちにはビールは置いてないなどと言われ恥をかく可能性もあります。スナックでは、ビールよりも焼酎やウィスキーなどを中心に出すところが多いので、ビールを置いていないところもたまにあります。